くみちゃんと
はなのようせい
え・しゅとう じゅんこ ぶん・ダイアナ コリー
☆愛称(10文字以内)☆

もりおか くみこちゃん へ
2003年9月1日
ゆうきおじさん より
☆主人公(フルネーム)☆ (20文字以内):☆プレゼントする日(西暦)☆:☆本の贈り主☆(21文字以内)
※これより文章は実際には縦書きとなります。
*文章はひらがなのみとなっておりますので構成上ひらがな・カタカナをお勧めいたします
あたたかい はるのひです。
モクレンの うすむらさきいろのはなが うたっています。
スミレも タンポポも ほほえんでいます。
くみちゃんは ちかくの のはらに
はなをつみに いきました。
ピンクの じゅうたんを しきつめたような
レンゲのはなで いっばいの のはらです。
くみちゃんが レンゲのはなで
かわいいくびかざりを あんでいると
うつくしい ちょうちょが とんできて いいました。
「あなたが くみちゃんですね。
ずっと さがしていました。
どうか わたしのはなしを きいてください」
☆愛称:愛称:愛称

「じつは わたしのすむ ようせいのくにのおうじさまが
おきさきを おえらびになる ぶとうかいを
ひらくことになりました。
ところが ユリのようせいに うらないをしてもらうと
そのよる ようせいのくにに とても ふきつなことがおこり
くには ほろびてしまうだろう というのです。
うせいのくにを すくえるのは くみちゃんというなまえの
7さいの おんなのこだけだとも。
ユリのようせいの うらないが はずれたことは
いちどだってありません」
くみちゃんは ちょうちょのはなしに
ちょっとおどろきました。
でも こまっているちょうちょが きのどくになり いいました。
「わたしに できることなら ぜひ おてつだい させてください」
ちょうちょは たいへんよろこんで
「それでは さっそく まいりましょう」
と はるかぜに のって まいあがりました。
愛称:年齢;愛称
やがて にじいろの きりが たちこめてきて
ちょうちょは そのきりの なかに きえていきました。
くみちゃんも きれいで よいかおりのする
きりのなかに はいっていきました。
きりが すこしずつ はれてくると
くみちゃんの めの まえに
うつくしい バラのアーチが あらわれました。
そして そのむこうには くみちゃんが
いままで みたこともないような
あいらしい はなぞのが のぞいていました。
「さあ ここが ようせいのくにです。
この はなのかんむりを かぶってください」
愛称:愛称:愛称


ちょうちょが はなのかんむりを
くみちゃんのあたまに のせると
くみちゃんは みるみる ちいさくなりました。
そして きれいな スズランの はなびらで できた
かわいらしいドレスに つつまれました。
くみちゃんは うれしくなって あたりを みわたしました。
すると あちこちの はなかげに
かわいらしい ようせいの すがたが ありました。
愛称:愛称
ようせいたちは みな こんやの ぶとうかいに そなえて
おけしょうの さいちゅうでした。
ツキミソウのようせいは つややかなクリームいろのドレスに
おそろいの かわいらしい くつをはき
クリームいろの アイシャドーをつけて
とても みりょくてきです。
マリーゴールドのようせいの きんいろのドレスも
うっとりするほどの うつくしさ。
かがみの まえで サッシュを しめてもらっているのは
ポピーのようせい。
くみちゃんは
すてきな ようせいたちに ただ みとれるばかりでした。
愛称

そんな はなのようせいたちの なかで
ひときわ きよらかで うつくしいのが
バラのようせいでした。
「くみちゃん よくいらして くださいました。ぶとうかいが ぶじにおわりますように みとどけてください」
バラのようせいは くみちゃんのてをとって いいました。
「バラのようせいさん。そんなに しんばいしないで。
きっと おやくに たてると おもいます。
どうぞ あんしんして ぶとうかいに いらしてください」
くみちゃんは ちからづよく いいました。
「くみちゃん ありがとう。
これで あかるい きもちで ぶとうかいに
いくことが できそうです」
愛称:愛称:愛称:愛称
そのころ おしろの そばにある
おおきな カシのきの あなにすむ クモのまじょも
ぶとうかいにいく じゆんびを していました。
クモのいとで おった くろいドレスと あかいめが
ロウソクのひかりに あやしく ひかっています。
「この まほうのかめんを かぶれば
どんなに よごれたこころも かがやくばかりの うつくしさ。
おうじさまも むちゅうになるはず。
なったら このくにを のっとって
わたしの おもいのままに してしまおう」
まじょは あやしく わらいました。
こがねいろの ゆうひがしずみ
あたりは すっかり よるのけはいに つつまれました。
さあ ぶとうかいの はじまりです。
つきのひかりに てらしだされた
ふしぎな ひろばに あつまった ようせいたちは
おもいおもいの うつくしい ドレスを みにまとい
それはそれは はなやかです。
くみちゃんは ゆめのような ぶとうかいを
ちょうちょといっしょに きんいろのクッションにすわり
ながめていました。
うつくしい ようせいたちの なかでも おうじさまは やはり
バラのようせいの きよらかな うつくしさに
こころを うたれました。 そして
「わたしの おきさきは このかたをおいて ほかにいない」
と おもうのでした。
かろやかに ゆうがに おどる おうじさまとバラのようせいの
すがたに だれもがみとれ おにあいだと ささやきあいました
愛称
「ダンスの おあいてに えらばれるのは わたしのはず」
と じしんたっぶりだった クモのまじょは
かめんの おくで おそろしい キバを むきました。
そして バラのようせいと おどっている おうじさまに
しずかにちかづいて
めにみえない クモのいとを まきつけたのです。
すると おうじさまは ふらふらと バラのようせいの
もとをはなれて クモのまじょと おどりはじめました。
「くろいドレスのかたって いったい どんなかたなのかしら」
くみちゃんが そうおもいながら ふたりに ちかづいたとき
まじょは「しまった」と おもいました。
まさか ここに にんげんが いるとは
おもっても みなかったのです。
まほうのかめんも にんげんには つうじません。
くみちゃんには うつくしい かめんを とおして
らんらんとひかる あかいめが みえたのです。
愛称:愛称


くみちゃんは おもいきり おおきなこえで さけびました。
「おうじさま!くろいドレスのかたは きけんです」
おうじさまは はっとわれにかえり けんをぬきました。
まじょは かめんを むしりとると まほうのつえを ふりあげて
おうじさまのけんを たたきおとしました。
くみちゃんは むちゅうで
おうじさまの おとした けんを ひろって
クモのまじょに なげつけました。
けんがあたると クモのからだは けむりと ともにきえうせて
くろいドレスだけが のこりました。
愛称:愛称
おうじさまは くみちゃんに かけよりました。
「あぶないところでした。
よく クモのしょうたいが わかりましたね」
「ありがとう。たいせつな わたしたちの おうじさまと
うつくしい ようせいのくにを すくっていただいて」
と バラのようせいも なみだを いっぱいためて いいました。
おうじさまは くみちゃんに いいました。
「こんやは ほんとうに ありがとう。
おかげで たいせつなひとを みつけることが できました」
おうじさまと バラのようせいは
まもなく けっこんすることに なりました。
くみちゃんは ふたりの けっこんしきの ようすを
おもいうかべて とても しあわせな きもちになりました。
きっと どんなにか はなやかで うつくしい ことでしょう。
こうして おうじさまは すばらしいおきさきを みつけるこ とができたのでした。
愛称:愛称:愛称

いつしか そらも うすべにいろに そまっていました。
やがて どこからか ちょうちょのひく かぜのばしゃが
やってきました。
くみちゃんが かわさきのいえにかえるときが きたのです。
「さようなら おうじさま。さようなら バラのようせい」
「さようなら くみちゃん。
わたしたちの けっこんしきには きっと いらしてくださいね」
くみちゃんは うなずきました。
くみちゃんは ばしゃのなかで
おみやげに もらった つつみをあけてみました。
なかに はいっていたのは うつくしい オルゴールでした。
ふたを あけると おうじさまと バラのようせいが ぶとうかいで
おどった きょくが ながれてきたのでした。
愛称:☆住んでいる所☆(17文字以内):愛称:愛称:愛称
※メッセージは横書きです
くみちゃんへ
はなのだいすきなくみちゃん!
やさしいこころを
いつまでも もちつづけてね
ゆうきおじさんより
愛称:☆メッセージ☆:本の贈り主(ギフト券の種類で変更あり)

